ブログ一覧に戻る
ツール活用2026/3/67分で読めます

WhyTrace Plusの使い方完全ガイド|報告→分析→対策→ナレッジの一気通貫

使い方ガイド全機能

「報告はExcel、分析は紙のワークシート、対策は別のファイル、ナレッジは誰かの頭の中」。

安全管理の一連の流れが、バラバラのツールに散らばっている。ISO監査の前になると机がファイルの山になる。先週2日かけて整理したのに、もう何がどこにあるか分からない。こんな状態に心当たりがあるなら、この記事がお役に立てるはずです。

WhyTrace Plusは、インシデント報告から原因分析、対策管理、ナレッジ蓄積、安全教育までを1つのプラットフォームで完結させるSaaSです。この記事では、各機能の使い方を「報告する→分析する→改善する→蓄積する→学ぶ」の流れに沿って解説します。


1. 報告する — インシデント・ヒヤリハットの登録

安全管理のすべては「報告」から始まります。WhyTrace Plusでは、2つの報告方法を用意しています。

方法A: Webフォームから報告する

ダッシュボードの「新規報告」ボタンから、以下の項目を入力します。

入力項目 内容 必須/任意
タイトル 何が起きたかを一言で 必須
発生日時 いつ起きたか 必須
場所 どこで起きたか 必須
カテゴリ 事故/ヒヤリハット/品質不良 など 必須
詳細 状況の説明 必須
写真 現場の状況写真(最大3枚) 任意

方法B: QRコードから報告する

現場に掲示したQRコードをスマホで読み取ると、簡易報告フォームが開きます。

QRコード報告のメリット:

  • スマホだけで完結する(PCは不要)
  • 写真と一言を入力するだけで30秒で完了
  • 紙のフォームに15分かけて書く必要がない
  • 外国人作業者でも写真で報告できる

QRコードは、管理画面の「拠点管理」から発行できます。Freeプランでは2拠点まで、Starterプラン以上では無制限に発行できます。


2. 分析する — AIなぜなぜ分析の実行

報告されたインシデントに対して、AIなぜなぜ分析を実行します。

5つのフレームワーク

フレームワーク カテゴリ 向いている事象
なぜなぜ分析 汎用 あらゆる事象に使える。初めての方にもおすすめ
4M分析 Man・Machine・Material・Method 製造業の品質不良、設備トラブル
5M1E分析 4M + Measurement・Environment 計測誤差や環境要因が絡む事象
SHELL分析 Software・Hardware・Environment・Liveware ヒューマンエラー、医療・航空分野
SREフレームワーク People・Process・Technology・Environment・Organization IT障害、ポストモーテム

分析の進め方

  1. インシデント詳細画面を開く: 報告一覧から対象のインシデントを選択
  2. 「分析を開始」をクリック: フレームワーク選択画面が表示される
  3. フレームワークを選ぶ: 事象の性質に合わせて選択
  4. AIの質問に答える: AIが事象に合わせた深掘り質問を生成。1つずつ回答していく
  5. 分析結果を確認する: 原因の連鎖がツリー構造で表示される

AIの深掘り質問とは

従来のなぜなぜ分析では、「確認不足」「注意不足」で深掘りが止まってしまうことが多くあります。WhyTrace PlusのAIは、そこで止まらない質問を投げかけます。

例: プレス機での指挟み事故

  • 人間だけの分析: 「なぜ指を挟んだ?」→「確認不足」→(ここで止まる)
  • AI支援の分析: 「確認が不足した背景には何がありますか?」→「段取り替えの手順が口頭伝達だった」→「なぜ文書化されていなかったのですか?」→(根本原因に到達)

ツリービジュアライゼーション

分析結果は、原因の連鎖をツリー図として視覚化します。どの原因がどの結果につながっているか、一目で把握できます。報告書への添付や、チーム内での共有にも活用できます。


なぜなぜ分析をAIで体験してみよう

ここまでの解説を踏まえて、AIによるなぜなぜ分析を体験してみましょう。事象を入力するだけで、AIが自動的に原因を深掘りします。

なぜなぜ分析 AI体験ツール

事象を入力するだけで、AIが原因を自動分析

業界別のサンプル事象を選ぶか、自由に入力してください。

または
Powered by WhyTrace Plus無料で始める →

3. 改善する — 対策管理で「立てっぱなし」を防ぐ

分析から導き出された対策は、「立てて終わり」では意味がありません。WhyTrace Plusの対策管理機能で、実行まで追跡します。

対策管理の項目

項目 内容
対策内容 何をするか
担当者 誰がやるか
期限 いつまでにやるか
ステータス 未着手 / 進行中 / 完了
優先度 高 / 中 / 低

対策管理ダッシュボード

対策管理ダッシュボードでは、組織全体の対策状況を一覧で確認できます。

  • 完了率: 立案した対策のうち、完了した割合
  • 期限切れ: 期限を過ぎて未完了の対策
  • 担当者別: 誰がどれだけの対策を抱えているか
  • 優先度別: 高優先度の対策の進捗状況

4. 蓄積する — ナレッジベースの構築と活用

分析結果は、完了と同時に自動的にナレッジベースに蓄積されます。追加の操作は不要です。

ナレッジベースの3つの活用法

(1) キーワード検索

過去の分析結果をキーワードで検索できます。「プレス機」「墜落」「薬品」など、事象に関連する言葉で検索すると、関連する過去事例がヒットします。

(2) RAGチャット

AIに自然な言葉で質問すると、ナレッジベースの情報をもとに回答を返します。

質問例:

  • 「過去に高所作業で起きたヒヤリハットはある?」
  • 「プレス機の金型交換で注意すべき点は?」
  • 「昨年の夏に多かったインシデントの傾向は?」

(3) AIインタビュー

ベテラン社員の暗黙知を形式知化する機能です。AIが10問の対話形式で経験知を引き出し、ナレッジベースに登録します。


5. 学ぶ — 安全クイズで組織の安全意識を高める

蓄積されたナレッジを活用して、安全教育を効率化する機能です。

安全クイズの3つの出題モード

モード 出題元 用途
災害事例 過去のインシデント報告 自社の実事例から学ぶ
ナレッジ ナレッジベースの登録内容 組織の知識を確認する
全般 一般的な安全知識 基礎知識の底上げ

朝礼での活用

安全クイズは、朝礼やKY活動の活性化に効果を発揮します。「今日の危険ポイントは?」と聞いても毎日同じ回答しか出てこない状況を、クイズ形式の参加型に変えることで解消できます。


全機能の一覧と対応プラン

機能 Free Starter Pro
インシデント報告 月30件 無制限 無制限
AIなぜなぜ分析 月10回 月100回 無制限
5フレームワーク 対応 対応 対応
対策管理 対応 対応 対応
ナレッジベース 対応 対応 対応
RAGチャット 月30回 月300回 無制限
安全クイズ 対応 対応 対応
QRコード報告 2拠点 10拠点 無制限
メンバー招待 3名 20名 無制限

まとめ: 安全管理を「一気通貫」にする

WhyTrace Plusの機能は、以下の流れでつながっています。

  1. 報告: QRコードまたはWebフォームでインシデントを登録
  2. 分析: 5つのフレームワーク×AIで根本原因に迫る
  3. 改善: 担当者・期限・ステータスで対策を追跡
  4. 蓄積: 分析結果がナレッジベースに自動蓄積
  5. 学習: ナレッジを活用した安全クイズで組織全体の意識を向上

この循環が回り始めると、「報告が集まらない」「分析が浅い」「対策が放置される」「ナレッジが属人化する」といった課題が、一つずつ解消されていきます。


関連サービス

原因分析・品質改善の知見を広げるために、姉妹サービスの関連記事もご活用ください。

  • なぜなぜ分析の完全ガイド(GenbaCompass)
  • QC7つ道具とナレッジ管理(know-howAI)
  • なぜなぜ分析の知見をナレッジベースに蓄積(know-howAI)

WhyTrace Plusを無料で始める

メールアドレスだけで登録可能。クレジットカード不要。月10回のAI分析を無料でお試しいただけます。

関連記事

WhyTrace Plusの使い方完全ガイド|報告→分析→対策→ナレッジの一気通貫 | WhyTrace Plus ブログ | WhyTrace Plus